ウェスト症候群(点頭てんかん)の小児鍼

昨年11月から通ってくれているAくん。

昨日は、テーブルの上からソファへ見事なジャンプを決めて驚かせてくれました。

ウェスト症候群(点頭てんかん)という難治性のてんかんですが、お母さんが大らかに温かく育てておられ、この春には集団生活に入られる予定です。

同じ小児鍼を施術している小児科の医師から、「ウェスト症候群で集団生活に入れるのは、小児科の医師でも一生で1人診れるかどうかというくらいの存在ですよ」と教えていただきましたが、Aくんのご両親も「この子は奇跡の子だと思っている」とおっしゃっています。


この4ケ月ほどの間で、落ち着きが出てきた、よく笑うようになった、感情が出てきた、下痢をしなくなり体重が増えた、歩行が安定したなど、色々な良い変化を見せてくれています。ウェスト症候群は、自閉症を併発しやすいと言われているので、感情面での変化も本当に嬉しいことです。

 

全て小児鍼の効果ではなく、お母さんが食事の工夫をされたり、Aくん自身の生命力や家族の支えが一番大きく、それを小児鍼は少しお手伝いさせてもらっているだけです。

 

ですが、皮膚刺激は脳への刺激となり、特にまだ脳神経の修復が可能な幼いうちなので、小児鍼が少しでもお役に立てていればと思うのです。

 

Aくんとご家族をほんの僅かでもお手伝いさせてもらえることを本当に幸せに思います。

これから多くの良い変化を見せてくれることを願って、またAくんが同じウェスト症候群のお子さんやご家族の希望になってくれたらいいなとも思うのです。

 

(ご参考)Aくんのお母さんのブログです。下のお子さんはまだ0歳、この弟くんも動きはじめて本当に二人とも目が離せず、大変だと思うのにいつも穏やかにされていてすごいなーと思うのです。

https://ameblo.jp/ayato215/

2018年03月09日