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巻き爪と外反母趾

2018年も残り僅かとなりました。

 

私自身の今年初めのささやかな目標は「巻き爪と外反母趾を治す」でした。

 

色々試しました。まずは巻き爪グッズ。

巻き爪に装着するグッズは2種類試しましたが、どちらも続けていると、かなり有効でした。

コイル式の巻き爪ブロックは、つけるのが大変なものの、強力な補正力がありましたし、

クリップ式のものは、とてもつけやすくて続けやすかったです。

ですが、ある程度治ったからと装着をやめてしばらくすると元に戻ってしまいました。

 

結局、巻き爪に一番有効なのは、歩き方だと思います。

3点歩行と言って、かかと、小指、そして最後に親指の先で踏み切ること。特に最後の親指の先で踏み切ることが一番重要かと思います。

そのときに、親指を地面に押し付ける圧がかかり、この歩き方を続けていると、巻き爪は改善されてきました。

 

外反母趾に有効なもの。まずは5本指ソックス。そして足指がしっかり開くようにすること。

 

足指でジャンケンができるでしょうか?

できない場合も毎日していれば、多少できるようになってきます。

ですが、足裏の筋肉が萎縮して硬くなっている場合はなかなかできません。

足裏の筋肉を柔らかくするためには、青竹踏みが有効です。

 

歩き方と青竹踏み、足指ジャンケンに5本指ソックスで、ささやかな目標はクリアに近づいています。

 

足裏が柔らかく、足の裏全体を使って歩けるようになると、全身の血流もよくなり、体にも良いことずくめです。

 

来年のささやかな目標ももう決めています。

また2019年の終わり頃に、こうして解決方法をお知らせできるようにしたいと密かに思っています。

 

 

 

2018年12月10日

卒業😊

昨年11月、1歳になってすぐから通ってくれていた男の子。


アトピー性皮膚炎で、足や手、お腹、背中、頭と全身に症状があり、背中には貨幣状の湿疹、頭にも症状が出ていました。


夜も痒みのせいか何度も起きてしまうようで、お子さんもご両親も大変だったと思います。


最初は週に2回ペースで通っていただきましたが、途中、色々な事情で通い始めて1ケ月ほどで2ケ月ほどお休みされたので、
実質は今年2月からしっかり通っていただいたことになりますが、だんだんきれいになり、
夜も起きることが減ってきて、手足やお腹がきれいになってきました。


秋のはじめには、最後まで症状が残っていた背中の貨幣状湿疹も少なくなり、ついに1つもなくなり、頭もきれいになりました。


そして11月、季節的にかさつきはありましたが、家庭で様子を見てみることとし、とりあえず小児鍼治療は卒業となりました。


とても賢く、笑顔の可愛い男の子だったので、会えなくなるのは淋しいですが、
最初は本当に辛そうだった症状が短い期間ですっかりきれいになってくれて本当に嬉しいです。
同時に、喘息気味だった症状もすっかりなくなり、体も丈夫になってくれました。

 

この先も、体調や季節、食べ物などで症状が出ることはあるかもしれません。

でも、それを自分で治していく力が備わってくれば大丈夫。

小児鍼でのアトピー性皮膚炎の治療は、今後全く症状が出なくなるのをめざすのではなく、自分で治す体の力をつけていくものだと思っています。

 

少し症状が治りにくい場合、卒業してからもその時だけ来てもらえたら、今度は短期間で治ると思うのです。

 

2018年11月28日

ステロイドを使いながらの小児鍼

 小児鍼の治療をしていると、アトピー性皮膚炎でお悩みのお子さんが多く来院されています。

 

 アトピー性皮膚炎の治療に小児鍼を選んで来院される保護者の方は、ステロイドでの危険性を知り、ストロイドによる治療をしたくなくて来られる方が多く、ステロイドを使っていない方が多いですが、中には、お薬を使いながらの方もいらっしゃいます。

 

 ステロイドは、皮膚に出ている炎症を内蔵に押し込んでいるようなものなので、本当はできるだけ早くやめるのがいいとは思います。

 

 ですが、どうしても子供が痒そうにしているのが気になったり、痒くて夜起きる子供に自分も寝不足になり、子供に辛くあたってしまう、育児が楽しめない・・といった理由で、ステロイドを使いながら来院される方もいらっしゃいます。

 

 そういう場合は、無理にすぐやめなくても大丈夫です。

小児鍼治療をしながら、脱ステロイドを目指していけばいいのです。

 

 「お薬使いながらでも大丈夫かな?」と不安な方もいらっしゃると思いますが、小児鍼を続けていると、肌の調子が良くなってきて、ステロイドを塗る機会も減ってきます。

 1日何度か塗っていたのが、1日1度だけになり、2日に1度になり・・痒そうなときに、症状のひどいところにだけ塗っていたのが、気づいたら「どこにも塗らなくていいな」となってきます。

ステロイドを塗る機会が減ってくると肌の色やトーンも明るくなってきます。

 

 ステロイドを使っていないお子さんに比べると、少し時間はかかりますが、それぞれの親子には、それぞれのペースがあっていいと思います。

 無理して寝不足になり、イライラして育児を楽しめないよりは、最初はできるだけ最小限にお薬も使いながら体質改善していき、脱ステロイドを目指すのもありだと思います。

 

 小児鍼治療をはじめて1ケ月もしないうちに変化が出てきて、数か月もすれば、きっと「今日はお薬いらないかな?」という日が出てきます。

 

 

2018年06月11日

梅の季節です

 友人から青梅をいただいたので、梅シロップと梅ジャムを作りました。

ちょうど6月6日は「梅の日」だったようで、1日遅れでした。

 

 和歌山は梅の産地。

 梅の栄養が気になって調べてみたら、思った以上に栄養豊富で体にも美容にもいいことがわかりました。

 

こんなに効能があるようです。


◎疲労回復
◎免疫力アップ
◎老廃物排出、むくみ解消
◎美肌
◎血液サラサラ
◎生活習慣病改善、予防
◎殺菌効果
◎食欲増進、消化吸収促進、便通改善

 

 梅ジャムもヨーグルトに入れると美味しく、梅シロップは1ケ月後が楽しみです。

 

 

 具体的な栄養素と効能は以下のとおりです。

 

(1)クエン酸などの有機酸が豊富

 まずは、有機酸が多いこと。クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸などが豊富で、これらは栄養素をエネルギーに変換する働きをスムーズにしてくれます。

これにより、疲労回復だけでなく、腰痛や肩こりの緩和、老化防止、疲れにくい体づくりにも役立つことが期待できます

 

 美容面では、肌のシミ、シワ、くすみなどの原因のひとつとして、内臓の老化があげられますが、梅のクエン酸は、新陳代謝を促し体内の老廃物の排出を促進してくれます。これにより、むくみの解消、美肌や老化防止なども期待できます。

 

 さらにクエン酸は、食欲を増進させ、消化吸収を助け、便通もよくしてくれます。カルシウムや鉄の吸収もよくしてくれます。

 

 古くから知られるように殺菌作用もあります。


 梅干しのピルビン酸は肝機能の強化に役立ち、ジャムや梅肉エキスなど梅を加熱した製品ではムメフラールという成分が作られ、血流を改善し血栓予防、動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立つと考えられています。


(2)その他の豊富な栄養

 タンパク質や、カルシウム、カリウム、リン、鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラル(無機質)や、ビタミンA・B1・B2・Cなども豊富に含まれています。


(3)アルカリ食品

 身体のためにはアルカリ性食品を食べて、酸性を中和させる必要がありますが、現代の食事では酸性食品が多く、体が酸性に傾きがちです。

梅干しだとほんの少し食べるだけで酸性を中和することが出来ます。(牛肉100グラムに梅干1/2~1個でいいそうです)

 アルカリ性食品の梅を食べると血液やリンパの流れがよくなり、抵抗力や免疫力がアップするので、病気になりにくくなります。

 

 


2018年06月08日

梅雨入り前

 曇り空や蒸し暑い気候に梅雨入りが近いことを感じます。

 

 梅雨の時期は、東洋医学では、「湿邪」の影響を受けやすいと言われます。

じめじめした季節なので、体に「湿」が入りやすく、湿邪にやられると、身体のだるさや鈍い痛み、水分の停滞によるむくみ、胃の不調といった症状が現れます。そして、湿邪は停滞する性質があり、湿による症状も治りにくく、長引くことも多いです。

 

 また、胃腸などの消化器が弱っても、体内に湿気が溜まります。

消化器が弱っても、倦怠感や疲労感が強くなります。また、食欲不振、下痢や軟便にもなりやすくなります。顔色も黄色くツヤがなくなります。

 

 まとめると、梅雨の時期に気をつけたい症状は・・

・体の重だるさ、倦怠感、疲労感

・関節の痛み

・むくみ

・鈍い痛み

・皮膚トラブル

・尿のトラブル

・食欲不振

・軟便、下痢

 

 そんな梅雨の時期、湿邪を溜めず、少しずつ取り除くことで湿邪の影響を予防し、症状を抑えることできます。

湿を取り除いたり、胃腸をいたわるおすすめ食材の例をあげておきますので、参考にして、梅雨の時期を元気にお過ごしください。

湿を取り除く食材:はとむぎ、小豆、トウモロコシ、たまねぎ、しそ、冬瓜、豆苗、梅干、きゅうり、緑茶、コーヒー など

胃腸を温める食材:山椒、生姜、ニンニク、キムチ など

胃腸を元気にする食材:山芋、いんげん、大豆、キャベツ など

 

 

2018年05月29日

シミにも美容鍼

 美容鍼というと、リフトアップやたるみに効果があるイメージかもしれませんが、「シミ」にも効果があり、本当に薄くなってきます。

シミは、東洋医学用語でいう、瘀血(おけつ)が原因と言われています。悪い血が滞っているのです。

 

 気になるシミがある場合、それは右ですか?左ですか?

もし左だった場合、左のほうが肩こりや首のかたさがないでしょうか?

 

 全身治療で体全体の血の流れをよくして、シミの部分にも刺さない鍼で刺激を与えていくと、シミは薄くなってきます。

瘀血は、油汚れのようなものなので、徐々にとれていくので、何度か継続してもらう必要はあるのですが、試していただく価値は大いにあります。

 シミが薄くなると同時に、肩や首、背中などのかたさも取れてくるので、体も軽くなると思います。

 

2018年05月23日

肌質が変わる

アトピー性皮膚炎の治療はどうしても長期間になります。

体質改善なので、最低1年はかかることが多いです。

 

良くなったと思えば、季節や食べものでまた悪くなったり。

小児鍼治療で改善していくのも、徐々に徐々にです。

 

だから毎日子供を見ているお家の方も、毎週治療させてもらっている私自身も、どれだけ良くなったのかが客観的にわかるように

写真を撮らせてもらっています。

 

そして数か月前と比べると、とてもよくわかるのです。

同じように足に痒みや症状が出ていても、肌の質が変わっていることが。

前はカサカサでシワシワしてたのが、しっとりしてきたことや、ツヤが出てきたこと、

色むらがあったのが、均一になってきたこと。

もちろん、症状も軽減されているのですが、例え同じ場所に症状があっても、少し前とは違っていること、

一進一退することがあっても、確かに良くなってきていることが。

 

肌質が変わっているということは、体質改善ができてきているということ。

 

ステロイドで症状を抑えても根治はできないだけでなく、大人になってもアトピーで苦しむ成人型アトピーにつながる恐れも多いのです。

 

1年以上の長期にわたって治療に通ってもらうのは大変ですが、子供のこれからは長いので、できれば早いうちに・・

本当にきれいな肌になっていくので・・

 

 

 

2018年05月15日

ゴールデンエイジ

子供の日が近いので、鍼灸の話題からは少しそれますが、ゴールデンエイジの話題を・・

 

ゴールデンエイジって聞いたことあるでしょうか?

私は鍼灸専門学校のときに初めて聞いて、授業が終わってからも詳しく知りたくて質問しに行きました。

 

ゴールデンエイジとは、8歳~12歳頃までのことで、一生のうちで一度だけの運動能力、運動神経を良くすることができる時期と言われています。

動作の習得に最も有利な時期で、運動の技術を習得したり、センスを磨いたりしやすい時期のようです。

 

少し難しく解剖学的には、神経系が著しく発達する時期で、様々な神経回路が形成される時期です。

神経系は一度回路ができるとなかなか消えず、例えば自転車に一度乗れるようになれば、何年か乗っていなくても、いつでも乗れてしまうことでもわかると思います。

なので、この時期に神経回路にさまざまな刺激を与えて、回路を張り巡らせるために、多種多様な動きを経験するのが大切なのです。

 

この前の3歳~8歳頃はプレゴールデンエイジと言われ、基本的な運動動作を身につけておくことが大切で、色々な遊びや運動で体を動かすのが良いようです。ゴールデンエイジを生かすも殺すも、このプレの時期次第とも言われています。

 

また、ゴールデンエイジは、運動だけではなく、楽器の演奏などにも当てはまり、何かを上達するのに良い時期のようです。

 

ゲームなどで外遊びが減っていると言われる子供達ですが、この時期に身に着けた能力は大人になっても役立つことが多く、大切な時期です。

親も一緒に外へ連れ出して遊んだり、体を動かしたりして、良い過ごし方をさせてあげたいですね。

2018年05月01日

スキンケアと美容鍼

2月からスキンケアメーカーが実施している通信講座を受け、1ケ月半間の講座期間が終了しました。

 

実は今まで、スキンケアはあまり重視していなくて、仕事柄か、食べものや睡眠などの生活面のほうが大事だと思っていたのですが、スキンケアでも肌はとても変わることを実感、丁寧なスキンケアの大切さがわかりました。

 

このスキンケアメーカーでも、「2:8の法則」として、すこやかな肌のためには、スキンケアが2割、体の中のケアが8割と言われていますが、この2割も本当に侮れないことを実感したのです。

 

例えば、洗顔の泡の作り方や洗顔するときのお湯の温度、保湿クリームの塗り方など、細かいところまで丁寧なケアをすると、肌は1ケ月でもずいぶん変わります。

 

それでは、美容鍼はというと、当院の美容鍼では、必ず全身を整えてから顔の施術をします。

この全身施術は、8割の体のケアにつながると思います。全身の血の流れ、水分の流れ、気の流れを整えることは素肌のためにも1番大切だと思うのです。そして顔の施術については、表皮の下にある真皮を刺激し、ハリや弾力アップ、しわの予防につながります。

 

スキンケアは表皮を整えることで、表皮と真皮はどちらも密接に関係していて、表皮の状態がいいと真皮にも良いですし、真皮がいい状態だと表皮にも良くなるので、丁寧なスキンケアと美容鍼を行うとかなり相乗効果があると思います。

 

そしてもう1つ、8割のすべてを美容鍼では解決できません。やはり、食事や睡眠、運動といった日々の生活も素肌のためにはやっぱりとても大切です。

 

スキンケアについてもしっかり学べたので、美容鍼施術の際には、お悩みに応じて、スキンケアのご提案もしていけたらと思っています。

疑問点などあればお気軽に聞いてください。

 

 

2018年04月19日

春は肌荒れの季節

 暖かくなり、緑もきれいな春は肌荒れしやすい季節でもあります。

アトピー性皮膚炎もこの季節は悪化しやすく、痒くて調子の悪いお子さんが多いです。

 

 なぜ春は肌荒れしやすいのか?

1つは、寒暖差によって自律神経が乱れやすく、体がストレスを受けやすいからです。

日によって寒かったり、暖かかったり、この季節は着るものも迷いますよね。

 

2つ目は、紫外線や花粉、黄砂の影響です。

花粉や黄砂が多い春は肌にはダイレクトに影響しますし、油断しがちですが、紫外線も強くなっています。

 

そして3つ目。春はデトックスの季節で、冬の間に溜め込んだ毒素を排出する季節でもあるのです。

 

 ですから、着るものに気を付けて、紫外線や黄砂の対策をしたうえで、少しのことなら「毒素を排出してくれているのだなー」とポジティブに考えても良いと思います。

 

 肌の修復にたんぱく質を多めに摂取するのもおすすめですが、お肉や油の多い食事は胃腸や肝臓に負担をかけるので控えめに。

 

 肌荒れにおすすめの食材組み合わせも紹介するので参考にしてください。

◎あさりとグリーンピース → 吹き出物に(余分な熱と水分を取り除く)

◎セロリと豆腐 → にきび、肌荒れ、吹き出物に(余分な熱と水分を取り、肌を潤す)

◎たまねぎと鶏肉 → 肌荒れ、くすみに(気と血を補い、巡らせる)

◎ニラと豚肉 → 乾燥に (腎を補い、体に潤いを与える)

2018年04月11日

ウェスト症候群(点頭てんかん)の小児鍼

昨年11月から通ってくれているAくん。

昨日は、テーブルの上からソファへ見事なジャンプを決めて驚かせてくれました。

ウェスト症候群(点頭てんかん)という難治性のてんかんですが、お母さんが大らかに温かく育てておられ、この春には集団生活に入られる予定です。

同じ小児鍼を施術している小児科の医師から、「ウェスト症候群で集団生活に入れるのは、小児科の医師でも一生で1人診れるかどうかというくらいの存在ですよ」と教えていただきましたが、Aくんのご両親も「この子は奇跡の子だと思っている」とおっしゃっています。


この4ケ月ほどの間で、落ち着きが出てきた、よく笑うようになった、感情が出てきた、下痢をしなくなり体重が増えた、歩行が安定したなど、色々な良い変化を見せてくれています。ウェスト症候群は、自閉症を併発しやすいと言われているので、感情面での変化も本当に嬉しいことです。

 

全て小児鍼の効果ではなく、お母さんが食事の工夫をされたり、Aくん自身の生命力や家族の支えが一番大きく、それを小児鍼は少しお手伝いさせてもらっているだけです。

 

ですが、皮膚刺激は脳への刺激となり、特にまだ脳神経の修復が可能な幼いうちなので、小児鍼が少しでもお役に立てていればと思うのです。

 

Aくんとご家族をほんの僅かでもお手伝いさせてもらえることを本当に幸せに思います。

これから多くの良い変化を見せてくれることを願って、またAくんが同じウェスト症候群のお子さんやご家族の希望になってくれたらいいなとも思うのです。

 

(ご参考)Aくんのお母さんのブログです。下のお子さんはまだ0歳、この弟くんも動きはじめて本当に二人とも目が離せず、大変だと思うのにいつも穏やかにされていてすごいなーと思うのです。

https://ameblo.jp/ayato215/

2018年03月09日

ぎっくり腰にご用心

 3月に入り、暖かい日が増えてきました。

実は春先はぎっくり腰が多くなる季節です。

 

 ちょうど2月末頃、寒さが和らいだ頃から、チラホラと腰が痛い患者さんが多くなっています。

寒さが和らぐと、胃腸の働きも活発になり、食欲が増してきます。

そうすると食べ過ぎてしまうことも多く、加えてまだ寒さが残る中、薄着で冷えたりすると腰や背中の痛みにつながりやすいのです。

 

 先日、背中が痛くて縄跳びが飛べないという小学生の女の子が来院してくれました。

これも恐らく胃腸の弱りから起こったもののようでした。

 

 刺さない鍼と優しくなでる小児鍼で治療すると、その場で痛みはずいぶん楽になってくれました。

このような急性の痛みの場合、元気な子供は一度の治療で治ってくれることもよくあります。

 

 この季節、食欲が増して何となく食べ過ぎてしまってませんか?

腰や背中がこわばっていたり、痛みが出てきたら、ちょっと振り返ってみてください。

 

2018年03月05日

甘いものが体と美容に悪いワケ

 研修先の鍼灸院で、いつも先生が患者さんに「風邪が治るまで甘いもの食べないで」「痛いときは甘いもの食べないほうが早く治ります」と話しているのを聞き、なぜなのかなーと思っていました。

 

 先日「砂糖をやめればうつにならない」(角川書店)を読むと、その答えが書いていました。

 

 甘いものや砂糖は、皮膚にダメージを与え、炎症を起こします。炎症は皮膚だけでなく、脳にも血管にも臓器にも起こります。

そして炎症は全身を老化させますが、その炎症を促進するのが砂糖なんです。

 皮膚の細胞を培養し、そこに2~3滴の砂糖水をたらすと、1時間以内に炎症性物質が10倍になるそうです!!

 

 ここにも、私達が思っている以上に、脳と皮膚は密接であることが書かれています。

脳に良い食べ物は皮膚を美しくし、砂糖の少ない食事をすれば、顔も皮膚も美しくなるそうです。

 

 もうすぐバレンタインデー。美味しそうなチョコレートの誘惑が多い時期なのですが、

ちょっと心にとどめておいてくださいね。

 

2018年02月09日

立春 ~春の養生法と食事~

 寒い日が続いていますが、2月4日の立春から暦の上ではもう春です。
体も少しづつ春の準備を始めていて、陽気が増えてきます。

 東洋医学では、春は「夜更かししてもかまわないが朝は早起き」が良く、
朝に散歩をしたり、体をのびのび動かし、体内の陽気を大事に育てるのが良いとされています。

 また、春は冬の間に体内に溜まった毒素を出すデトックスの季節。

そのためには、香りや苦みのある春野菜や山菜で解毒を促すのが良いようです。

 陽気を補う食事も必要で、生姜やネギ、ニラなどで風邪に対する抵抗力をつけておくことも大切です。

 また、春は「肝」がよく働く季節。

 

 東洋医学で「肝」は血液貯蔵や配分、新陳代謝、情緒の安定、自律神経、全身の気の流れなどに深く関与します。
肝は、春の陽気のようにのびのびとしていることを好むので、ストレスが溜まると肝がうまく働かず、

疲労感、イライラ、憂鬱、ドライアイや目のかすみ、しびれやけいれん、月経不順、めまい、食欲不振などの不調につながります。

 そんな大切な「肝」なので、肝を労わる食材も積極的に食べたいところです。

そば、菜の花、えんどう豆、山菜、タケノコ、みかん、レモン、にんじん、ホウレンソウ、黒ごま、ひじき、うなぎ、牡蠣、アサリ、

レバー、いか、みょうが、なつめ、ジャスミンティー、酢 など

 

 やはり旬の食材を食べるのが自然で体にも良いのがわかります。

 

 春の美味しい食材と体を気持ちよく動かすことで元気に春を過ごしてください。

2018年02月06日

小児鍼で脳と心を整えるーオキシトシンの効用ー

 鍼灸専門学校時代の尊敬する先生からおすすめいただいた本「皮膚は『心』を持っていた!」を読み、改めて心地よい皮膚刺激の大切さ、スキンシップの大切さを感じました。。


 皮膚は第二の脳とも言われ、皮膚に心地よく触れられることで、心が安定し、自律神経が整い、脳にしっかり影響することが書かれています。

皮膚の感覚というのは、目で見るより、耳で聞くより信頼でき、目はごまかせても皮膚はごまかせないというのは、何となく理解でき、しっくりきます。

 

 心地よい触れ方として手の角度が重要と書かれていて、それが大師流小児鍼で習った小児鍼を施術するときの角度と似ていました。

心地よい触れ方をすると、脳から神経伝達物質のオキシトシンが出て、信頼や愛情、安らぎを生みます。だからオキシトシンは「絆ホルモン」と言われているそうです。

 

 さらにオキシトシンは、成長ホルモンを分泌したり、性格が穏やかにしたり、学習や記憶を促す作用もあるようで、子育てにはとても重要なホルモンです。

 

 優しく触れることや抱っこでオキシトシンは分泌されます。子供が小さいときにはたくさん抱っこして、触れてあげてください。

自閉症や多動性障害の子供にも触れることで良い方向につながるようです。

 

 思春期になると、親からベタベタ触れられるのは嫌がるものの、まだ「触れられたい」要求はあり、触れ方にコツがあるそうです。

「頑張れよ」という感じで肩を軽くたたいたり、運動や勉強で疲れた体をマッサージしてあげるのが良いと書かれています。


 小児鍼も心地よい皮膚刺激により、オキシトシンが出ると言われていますが、この本を読んでから、小児鍼を施術するときには今まで以上に「オキシトシン、オキシトシン」と意識するようになりました。

 

 

2018年01月30日

花粉症やアトピーに食物繊維?

 ビデオで録画していたNHKスペシャル「人体」第3回目の「骨」と第4回目の「腸」をまとめて見ました。

どちらも興味深く面白かったです。

 

 第3回「骨」では、骨が脳や筋肉、生殖器など様々な臓器の若さを保つ上で重要であることが解明されており、

記憶力や免疫力にも関与していることがわかりました。

 

 その上で、自転車に乗ることは心肺機能の強化には良い一方で、骨に衝撃を与えないため、骨を丈夫にするためには、

ウォーキングやジョギングがおすすめと紹介されていました。

 

 そして第4回「腸」では、腸が免疫にとても重要な役割をはたしていて、

腸内細菌の1つであるクロストレジウム菌が、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、喘息などにも関与するほか、

脳の病気である多発性硬化症にも関与していることがわかってきたそうです。

 

 あるお寺の修行僧は、そのお寺に修行に来たら、花粉症やアレルギー症状がおさまる方が多く、

研究したところ、このクロストレジウム菌が多いことがわかりました。

 そしてその秘密は精進料理にあり、クロストレジウム菌は食物繊維が大好きだそうです。

 

 日本人が昔から食べてきたキノコや海藻、木の実、根菜や穀物には食物繊維がたっぶりで、

もともと日本人の腸内細菌は優秀だったとのこと、食生活を昔に近づけることが大切なのだなと感じました。

 

 東洋医学でも、親からもらった生命の源をその後支えていくのは食べ物からであり、

そのために胃や碑(東洋医学では消化機能を指します)は重要視されています。

 

 脈診でも「胃の気」のある脈は予後が良いとされ、胃の気のある脈になるように治療していきます。

 

 また、貧血や頭痛、腰痛など、現代医学的には関係が薄そうに見える症状でも、胃腸の疲れと関係のあるものが多くあります。

 

 最新医学でも、東洋医学でも重要な胃腸。

まずは、花粉症対策で食物繊維の多い食事を心がけてみてはどうでしょうか?

 

 

 

2018年01月19日

冬至

明日は冬至です。

1年で一番日が短い日。明後日からは日が長くなっていきます。

 

東洋医学では、「陰が極まって陽に転じる」という基本的な考えがあるのですが、

冬至まではだんだん陰気が高まっていたのが、冬至を境目にして、翌日からは、陽気が増してきます。

太陽の力は冬至の日に最も弱くなり、翌日から再び力が蘇ってくる、だから、冬至は「一陽来復」とも言われ、

悪いことが続いた後に、幸運へ向かうと言われる日でもあるのです。

 

冬至といえば、かぼちゃとゆず湯。

 

上のような意味からも、冬至では、「ん」のつく食べ物を食べると運がつくと言われ、

「南瓜(なんき「ん」)」=かぼちゃを食べると良い、と言われているようです。

また、かぼちゃには、ビタミンAやカロチンが豊富なので、風邪や中風(脳血管疾患)予防に効果的であるのも理由のようです。

 

ゆず湯は、「融通」がきくという語呂合せとも言われていますが、もともとは運を呼びこむ前に厄払いするため、一陽来復のために身を清める意味があったようです。

また、柚子は香りが強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えや、

実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められているようです。

 

柚子湯には冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果もあります。

芳香によるリラックス効果もありますから、冬至にゆず湯、楽しみたいですね。

 

かぼちゃもゆず湯も、冬至の一陽来復の意味に由来があり、どちらも幸運へ向かう願いが込められていたんですね、

 

2017年12月21日

手足のしびれ

先日来院いただいた患者さん、病院で検査しても異常がないのに、手や足がしびれるとのことでした。

しびれるのは左側だけ、診察させてもらうと、左の首や肩の緊張が強く、左右が明らかに違いました。

 

脈やお腹、皮膚の状態を診て、本治法で今の症状の大元にある邪気を取り除いた上で、鍼(刺さない鍼=てい鍼)やお灸で、血や気の流れが滞っているところをしっかり流れるようにしていきました。すると、緊張していた筋肉が緩み、左右のバランスが整いました。

 

治療が終わった時点では、首は楽になり、足のしびれも気にならなくなっていましたが、手のしびれは残っていました。

その後何日か経過するうちに、手のしびれも気にならなくなったようです。

こんな風に、その時点では症状が残っていても、東洋医学的な診察で、脈やお腹の状態を整えていくと、その人自身の自然治癒力が高まり、翌日だったり、何日かして治っていくということがよくあります。

 

手のしびれは首から、足のしびれは腰から来ていることも多いです。

病院で検査して異常がなくても、筋肉の緊張が強い場合など、神経を圧迫するとしびれにつながるのです。

鍼灸治療で緊張を緩め、左右のバランスを整えると、神経を圧迫しなくなり、辛い症状が改善していきます。

 

2017年12月12日

皮膚は第3の脳

 小児鍼は子供の皮膚への刺激、それもとても軽い刺激です。

小児鍼は刺さない専用の鍼で皮膚を優しくなでるだけなので、とても簡単そうに見えます。

でも実は大人への鍼より難しいです。

 

 子供の皮膚はとても柔らかく、大人のようにわかりやすい反応が出ていないことが多いです。

とても微妙な皮膚の変化を鍼灸師が指で感じて読み取るためには、かなり訓練が必要です。

私も八尾に本部がある大師流小児鍼で、子供の皮膚を読むこと、子供への接し方など、厳しく、でも丁寧に指導いただきました。

 

「子供の脳は肌にある」(光文社新書)には、「皮膚は露出した脳であると言われていて、脳を育むためには皮膚へ直接刺激するのがよい」ことが書かれています。

 そして、「頭」「心」「体」どれを優先的に育てたいか?という問いには、体を育むことで心が育まれ、心が育まれてこそ、意欲を持って知的活動へ向かえること、体を育むために皮膚への刺激、タッチケアやスキンシップが大切であることが書かれていました。

 

 皮膚は第3の脳とも言われ、人の受精卵から細胞分裂する際のルーツが脳と同じ、心ともつながっていると言われます。

 

 実際、小児鍼で適切な刺激を行うと、こちらが驚くほど症状がすぐに改善されることが多いです。

 

 皮膚への刺激は脳神経への刺激となるのですが、特に6歳くらいまでは脳神経が完全に大人の神経組織になっていないので、何かの原因で神経細胞が遮断されても神経回路は修復されます。

 

 ですから、お子さんの発達の遅れなどで不安を抱えておられるお父さんやお母さんにも、小児鍼をおすすめしたいと思っています。

 

2017年11月27日

学校へ行きたくない子

うちの家の前は通学路になっていて、毎朝小学生達が登校していきます。

登校時刻を過ぎてから、足取り重く歩いていく子供も何人かいます。

 

小学生ともなれば、子供の世界で厳しいこともたくさんあるだろうし、行きたくない理由や事情がそれぞれにあるんだろうと思います。

谷岡賢徳先生の「大師流小児鍼 奥義と実践」には、夜泣きや腹痛、便秘、夜尿症、アトピー性皮膚炎などと並んで不登校に対する治療についても書かれています。

 

心と体は1つなので、不登校の子供、学校へ行きたくない子供は体にも反応が出ているのです。

体がしんどいと大人だって仕事に行きたくないですよね。

体が元気になれば、気力がわいてきて、活動したくなり、学校へも行きたくなると思うのです。

 

もし、不登校や学校へ行きたくないことで悩んでいるお子さんやお父さん・お母さんがいれば、少し勇気を出して小児鍼を試してみませんか?

毎朝、足取りの重い子供を見ると、「何か役に立てないかな」と思うのです。

 

学校へ行きたくない子には、たいてい前触れがあるものです。

朝起こしてもなかなか起きてこない、朝ごはんにやたらと時間がかかったり、食べなかったりする、「頭が痛い」と訴えるなどが続いたら、少し注意して見守ってあげてください。

 

学校へ行かない日が続くと、久しぶりに行くのに勇気もいるでしょう。

ですから、前触れ段階や、学校をお休みする、遅刻するなどの日が浅いうちに、体調を整えて気力を増すための小児鍼をおすすめします。もちろん、時間がたっていても大丈夫ですが、どんな症状でもそうですが、日が浅いほうが早く改善するので。

 

2017年11月14日

夜泣き

 子供の夜泣きに悩まされているお母さん、お父さんは少なくありません。本当に子供の夜泣きには参ってしまいます。

 

 寝つきの悪い子、寝つきはいいけど夜中に起きて泣く子など色々なタイプがあります。

 夜中に起きる子でも、何度も起きる子もいれば、回数は少ないけど、一度起きると1~2時間泣き続ける子もいます。

どちらも親にとっては辛いものです。

 

 親だって人間ですから、睡眠不足が続くとイライラして子供にあたってしまうことも・・

子供にあたる自分を責めて余計につらくなってしまったりします。

 

 子供は睡眠リズムも発達過程にあるので、辛い夜泣きもいつかおさまるものですが、お母さんやお父さんがクタクタで子育てを楽しめないのは悲しいことです。

  

 小児鍼では、子供の皮膚の緊張しているところを読み取り、その緊張をとることで、子供の症状を改善していきます。

夜泣きをする子の場合は、首や肩に反応が出ていることが多いです。

 

 軽症なら続けて3回程度で夜泣きは改善してきて、回数が減ったり、穏やかになってきます。

中程度やひどい夜泣きももう少し回数を重ねると改善してきます。

 

 お母さんやお父さんがグッスリ眠って育児を楽しめるように、夜泣きで悩んでいる方は一度小児鍼を試してみてくださいね。

 

2017年10月23日

美容鍼

美容鍼をしても別人のようにはなりません。
しかし、美容鍼を施術すると、フェイスラインや頬がしっかりして、きゅっと持ち上がります。


試しに右側だけ先に美容鍼を施術してみると、右だけぎゅっと持ち上げられる感じがあり、美容鍼をしていない左側はだらっとして感じます。
一番わかりやすいのは、口角と小鼻の位置で、どちらも施術した右のほうが上にあがっているのがわかります。

翌日朝起きたときの感じも違います。

 

少しの変化ですが、この積み重ねで、定期的にケアしていれば、顔の筋肉の老化、見た目の老化を遅らせることはできると思います。


ゴムをイメージしてみるとわかりやすいです。ゴムは長年使っていると、伸びすぎてゆるんでくるし、使わずにいるとかたくなって伸びなくなります。筋肉も長年使っていると疲労するし、使わずにいる筋肉はかたくなって弾力がなくなります。

顔にも筋肉があり、シワやたるみも筋肉の老化が原因なので、ここをケアしてあげることが美容鍼の役割でもあります。

 

また、シミも血流の悪い部分にできやすく、刺激を与えることで、何度か施術していると薄くなってきます。

 

また、美容鍼に使う顔面のツボは、胃、小腸、大腸など消化にかかわる経絡のツボが多いです。

ですから、甘いものを控えたり、飲みすぎ、食べ過ぎに注意することも美容のためには効果的です。

 

美容鍼の施術は、お化粧をしたままでもOKですし、刺さない鍼でも施術しているので、刺す鍼が怖い人も安心です。

 

 

 

 

 

2017年10月16日

腎臓と腎

 タモリさんと山中伸弥教授の司会により、今週から始まったNHKスペシャル「人体」を見ました。

 

 第1回は腎臓がテーマで、サブタイトルが「腎臓が寿命を決める」。

腎臓というと、尿を作る器官というイメージが強いですが、

東洋医学では、「腎」は「生命力の源」とされ、成長や老化と最も関係が深い臓器とされています。

 

 東洋医学では、人の体を支えるものとして、「先天の精」と「後天の精」があるとされます。

「先天の精」は、生まれたときに両親から受け継いだ生命の源です。「腎」に大切に保管され、

発育・成長の過程で使用され、生殖に深く関係しています。

「後天の精」は、呼吸や飲食物から得られるもので、「胃」などによる消化活動を通じて作られます。

先天の精は、人によって多い少ないがあり、後天の精が、大事な先天の精を補給するので、やはり食事は大切です。

 

 腎は、尿や生殖器、髪や脳、骨、耳とも関係が深く、呼吸とも深く関係します。

鍼灸治療でも、不妊症、めまい、不眠、耳の疾患、喘息、夜尿症、冷え性、腰痛、膝痛の治療などに関係しています。

 

 若い人や、食事や呼吸、運動がきちんとできている人は、先天・後天の精が盛んです。病気やケガに対する抵抗力が強く、かかっても治りやすいです。高齢者や、食事や呼吸の問題や過労で精気が不足してくると、生命力が弱まり、病気にかかりやすくなったり、老化が早まったりします。

 

 NHKスペシャルでは、最新の医学研究により、リンなどの血液中の物質量を調整したり、他の臓器との連携で、腎臓が中心的な役割を果たすことから、腎臓が寿命を決めるとされ、重要性が解明されてきたことが放送されていました。

 

 二千年以上前から東洋医学の世界で、生命力や老化に関係が深いとされていた「腎」と最新医学研究で解明されてきた「腎臓」の重要性が、つながってきていることがとても興味深いです。

 

 番組では、腎臓に負担をかけないために、余計な薬は飲まないほうが良いと放送されていました。

また、良い食生活と睡眠で腎を健やかにして、老化を予防し、元気に過ごせるようにしたいですね。

 

2017年10月03日

なぜ小児鍼?こども医療費無料の時代に

 国民皆保険制度ができるまでは小児鍼は今よりずっと盛んだったようです。

現在ではさらに、子供の医療費助成も拡大傾向で、和歌山市では平成28年から中学卒業までの子供の医療費助成の対象になりました。

 

 子供の医療費が助成される現在にどうして小児鍼をおすすめするのか?

 

 1つは、病気ではなく、病院に行くほどではないと思われている症状に対してです。

例えば、夜泣きやキーキー声、噛みつき、癇癪や物を投げるなどの疳むし症状は、小児神経症と言われ、一時的なものであると言われます。

しかし、親にとっては、夜泣きはとても辛いものですし、キーキー声や癇癪なども子供自身も体と心がしんどくて出るものです。

せっかくの子供が小さくて可愛い大事な時代に親も子もイライラしながら過ごすのはつらいことだと思います。

歯ぎしりやチック症状も同じく、子供の体と心からのサインなのです。

 

 2つめは、慢性症状の改善です。

小児鍼だけでなく、鍼灸治療全般に言えることですが、体質を改善して症状を治癒させていきます。

便秘、下痢、鼻炎、中耳炎、アトピー性皮膚炎、夜尿症、喘息、風邪をひきやすい、よく口内炎ができるなど、体質から強くしたほうが良い場合、体質改善をして症状も治していきます。小児科と併用される方もいれば、小児鍼だけの方もいます。

 

 他にも、小児科に行くか迷うような軽い症状に対してもおすすめできます。

例えば、「ちょっと耳が痛い」と言っているような場合。耳鼻科に行くかどうか、様子を見ようかと思うような場合。また、熱は出ていないけど、頭が痛いと言っている、少し喉が痛いと言っているような場合。

 

 1つ1つの症状の詳細はまた別の機会に書きたいと思いますが、病院に行くほどではない、また病気ではないけれども気になる症状、辛い症状、体質から改善したい慢性症状に対して小児鍼はおすすめできます。さらに薬の副作用が心配な方にもおすすめできます。

 

 私自身、自分の子供の不調はたいてい小児鍼だけで治しています。

残念ながら赤ちゃんのときは小児鍼を習得しておらず、夜泣きに悩まされていましたが、風邪、鼻づまり、チック、歯ぎしり、中耳炎、頭痛、腹痛などはすべて小児鍼で治療、病院にほとんど行かないです。

 

 小児鍼は、子供自身が持つ自然治癒力を高めたり、自律神経を安定させて、健全に健康に子供が育っていくお手伝いができると思っています。

 

2017年07月18日

頭痛のない生活に

 女性に多い頭痛。本当に辛いですよね。

私自身も若い頃は頭痛に縁がなかったのに、2人目の産後しばらくしてから頭痛に苦しむようになり、年々ひどくなっていました。

 

 何とか頭痛を克服したいと決意して色々試した結果、ここ3ケ月は頭痛のない生活を送れています。何をしたかというと・・・

 

(1)頭痛を引き起こすといわれる食品を避ける。

   具体的には、チョコレート、チーズ、赤ワイン。

 

(2)ゆっくりよく噛んで食べるようにする。

   ずっと早食いでした。忙しい主婦の方、早食いになっていませんか?

   血が足りないと頭痛が起こりやすくなります。血は食べ物から作られますが、胃腸が健やかでなければ、

   食べ物から十分な血を作ることができません。最初のうちは意識して、1回食べ物を口に入れたら30回以上噛むようにしてください。

   本当に体が変わるのには4ケ月かかると言われますが、その間も少しづつ改善していくことが実感できると思います。

 

(3)パソコンや携帯を見るのは必要最小限にする。特に夜はできるだけ見ない。

   東洋医学では、血をきれいにして全身に配分していくのは「肝」の役割で、「目」と「肝」は関係が深いです。

   目を疲れさせると、肝に影響し、血を消耗したり汚したりしてしまいます。

 

(4)足の内側にあるツボにお灸。

   婦人科や血に関係する「三陰交」や「血海」。私の場合は頭痛がするとき、必ず「血海」に反応が出ています。

 

 頭痛にも色々なタイプがあります。胃腸からくるもの、血が不足しているもの、ストレスによるものなど原因も様々で、

頭の前や横、後ろ側など痛む場所によっても原因が推測できたりします。

 私の場合は、血が不足気味で、少ない血を消耗したときに頭痛がよく起こるようです。


 患者さんには脈や問診などから、原因を推定して、治療とともに日常生活での提案もさせてもらいますが、上記のことで

思い当たるものがあれば、試してみてもらえたらと思います。

 もちろん、早く寝たり、ゆっくりする時間を持つ、疲れたら無理しないことも大切です。



2017年06月13日

刺さない鍼(てい鍼治療)のこと

ずっと肩こりに悩まされていました。

 

中学生くらいから受験勉強やテスト勉強の時期になると肩こりがひどくて、家で両親にお灸をしてもらったり、サロンパスやピップエレキバンをはったりして耐え忍んでました。

 

中学生か高校生くらいから接骨院に行き、ひどい時には鍼をうってもらっていたと思います。

ひどくなると頭痛もしてきて、マッサージも1回ではとても治らず、接骨院や鍼灸院通い。それでもしばらくするとまた肩がこってしんどくなって・・の繰り返しでした。鍼はその中では1回でもずいぶん楽になるので、鍼灸には学生時代から興味がありました。


鍼灸専門学校の3年生で間もなく国家試験を受けて卒業というとき、初めて「てい鍼治療」を受けました。正直、いつもの刺す鍼(豪鍼)と違って、何をされているのかよくわからなかったのですが、肩こりはずいぶん楽になり、これまでで一番、その後結構長い間にわたって楽でした。

 

それでも、自分が施術するのには、かなり抵抗がありました。やっぱり鍼というと「刺すもの」というのが一般的だし、何となく怪しげかも?と思ったり。それでも、自分自身の体で一番効果があると実感できたし、若いけどとても信頼できる鍼灸師の先生に色々なことを教わりながら、てい鍼治療を中心に治療することを決めました。

 

脈やお腹や皮膚の状態を診て、痛みやこり、不調の原因から治していくから、軽い刺激でも十分に、気の流れ、血の流れをよくして、体が楽になっていくのだと今はよくわかります。

 

まだまだ勉強すべきことがたくさんありますが、日々技術を向上させて、患者さんの辛い症状をしっかり治していきたいと思っています。

 

 

 

 

2017年05月23日

運動器検診と子供の姿勢

 昨年度からはじまった子供の運動器検診。

家庭でも、しゃがみ動作、片足立ち、肩挙上、前屈などができるか、痛みがでないかなどを見たうえで、

学校で専門医による検診が行われます。

その目的は、

(1)側弯症のチェック

(2)運動器過多障害のチェック

(3)運動しない子供のチェック

となっていますが、これが導入された背景としては、子供達の運動不足による体力や運動能力の低下と運動のしすぎによるスポーツ障害の

2極化が激しくなってきていることがあるようです。

 

 実際、運動不足と、ゲームなどにより、姿勢が歪んでいる子供が増えていて、肩甲骨の高さなどを調べると、歪んでいない子供のほうが

少なくなってきています。

 

 多少の歪みは、専門医による検診でも「異常なし」と診断されますが、歪みがひどくなると側弯につながることもあり、

それだけではなく、猫背や歪みにより姿勢が悪いと、子供でも肩がこるし、集中力がなくなってきたり、内臓機能にも影響を与えます。

 

 こうした姿勢の異常については、整体やカイロがよく知られていますが、小児はりや経絡治療による鍼灸治療でも改善できます。

左右のどちらかに偏って緊張した筋肉をゆるめ、バランスをとって本来の体の状態にすることで整えることができるからです。

実際、高齢の患者さんへの鍼灸治療でも、左右にかなり歪んだ背骨が改善してくるので、柔軟性の高い子供の体はケアすれば

十分整えることができます。

 

 軽い歪みが見つかった段階で、日頃の姿勢改善やストレッチ、運動量などを見直すこと、少しのことでいいので、

毎日継続できることを見つけてもらいたいと思います。

 

 

 

2017年04月21日

新学期

 今年は桜の咲くのが遅く、自分の子供の頃のように、入学式の頃が桜満開でした。

先日タケノコ堀に行ったら、今年は寒くて不作とのことで、これからがタケノコもたくさん出てくるようです。

 

 この季節、新しいことが始まるワクワクした気持ちもある一方で、新しい環境で子供達も緊張しやすく疲れやすいので

自律神経のバランスも崩しやすくなります。

子供でも肩がこったり、口内炎ができたり、何となくイライラしていたり・・

連休頃までは新しい環境に慣れるための時期と思って、親子ともにゆっくりめに過ごしたいですね。

 

 特に保育園や幼稚園に入園したばかりの子供は疳むしや夜泣きなども出やすくなります。

しばらくしたら慣れてくる子が多いですが、時間がかかる子もいます。

症状が強くてお困りのときは、小児はりで自律神経を整えると、子供も落ち着いてよく眠り、親も子供も過ごしやすくなりますよ。

 

 

2017年04月12日

春の花粉症

すっかり春らしくなり、学生さんや子供達はもうすぐ春休みですね。

 

この季節、スギ花粉症に悩む人も多く、またアトピー性皮膚炎なども悪化しやすい季節です。

なぜ春にはアレルギー症状が出やすいのでしょうか?

 

まず、アトピー性皮膚炎については、春には花粉や黄砂、最近ではPM2.5などの物質が空気中に舞いやすく、

肌があれやすいことがあげられます。


また、冬の間は寒いので血管も収縮していて、老廃物を体の中にため込んでいます。

春は暖かくなり、体の中にたまった老廃物を排出する季節なのです。

皮膚炎でなくても、春はなんだか体がかゆかったりすることが多くなったりしますし、

尿管結石などの症状も出やすい季節です。

老廃物や体の熱ををうまく汗で出せるといいのですが、その仕組みがうまく働かないと皮膚炎などの症状として出てしまいます。

 

東洋医学では、春は臓腑でいうと「肝」の季節です。

「肝」は現代医学での肝臓の役割だけでなく、東洋医学では、気や血や水をスムーズに運ぶ働きをするのですが、

ストレスなどの影響を受けると失調しやすく、気や熱を上にあげてしまうことになります。

春は環境変化や温度変化などもあり、ストレスがかかりやすい季節でもあり、

そういう意味でも、鼻やのど、目など体の上部の症状を伴う花粉症が出やすい季節といえます。

 

花粉症は様々な要因が重なっているので鍼灸治療においてもいくつかの視点から治療し、体質改善をはかるのですが、

毎日の生活でできることとしては、

(1)食べ過ぎや飲みすぎに注意し、余分な熱や水分が体にたまらないようにする、

(2)ストレスに負けないように、早寝早起きをしてしっかり睡眠をとる。

(3)普段から冷暖房のつけすぎに注意し、外気に触れて皮膚をきたえる。

といったことを続けることで症状を抑えることができると思います。

 

 

 

 

 

2017年03月17日

アレルギーと砂糖

今日からブログを始めます。

季節の話題など、健康に役立ちそうな情報を書いていきたいと思います。

 

 

春は花粉症の方には辛い季節です。

また、アトピー性皮膚炎も春には悪化することが多くあります。花粉症もアトピーもぜんそくもアレルギー症状です。

 

「アレルギーは『砂糖』をやめればよくなる!」という本によると、

今の日本の食生活では、糖質の摂取量がかなり多いようです。糖質は砂糖だけではなく、炭水化物も含みます。

おにぎり、パスタやうどんなどの麺類、パン、それにジュースやお菓子などです。

 

人間の体は、血糖値を一定に保とうとする働きがあります。

糖質を多く摂ると血糖値が急激に上下するため、血糖値を一定に保つため、副腎で合成されるアドレナリンや

ステロイドホルモンの1種であるコルチゾールが分泌されます。

 

ステロイドはアレルギーを抑えるホルモンですが、こうして何度も血糖値安定のために分泌されると

副腎が疲れてしまい、ホルモンが減少してしまうのです。

これによってアレルギー症状が悪化するというメカニズムです。

 

アレルギー症状や炎症があるときには、砂糖は控えめが症状軽減につながりそうです。

現代医学では、花粉症は対処療法が主ですが、体質改善により、アレルギーは治すことができます。

その1つとして食事は大きな要素なのです。

 

次回は、なぜ春にアレルギー症状が出るのか、悪化しやすいのかについて書いてみたいと思います。

 

 

2017年03月09日