ゴールデンエイジ

子供の日が近いので、鍼灸の話題からは少しそれますが、ゴールデンエイジの話題を・・

 

ゴールデンエイジって聞いたことあるでしょうか?

私は鍼灸専門学校のときに初めて聞いて、授業が終わってからも詳しく知りたくて質問しに行きました。

 

ゴールデンエイジとは、8歳~12歳頃までのことで、一生のうちで一度だけの運動能力、運動神経を良くすることができる時期と言われています。

動作の習得に最も有利な時期で、運動の技術を習得したり、センスを磨いたりしやすい時期のようです。

 

少し難しく解剖学的には、神経系が著しく発達する時期で、様々な神経回路が形成される時期です。

神経系は一度回路ができるとなかなか消えず、例えば自転車に一度乗れるようになれば、何年か乗っていなくても、いつでも乗れてしまうことでもわかると思います。

なので、この時期に神経回路にさまざまな刺激を与えて、回路を張り巡らせるために、多種多様な動きを経験するのが大切なのです。

 

この前の3歳~8歳頃はプレゴールデンエイジと言われ、基本的な運動動作を身につけておくことが大切で、色々な遊びや運動で体を動かすのが良いようです。ゴールデンエイジを生かすも殺すも、このプレの時期次第とも言われています。

 

また、ゴールデンエイジは、運動だけではなく、楽器の演奏などにも当てはまり、何かを上達するのに良い時期のようです。

 

ゲームなどで外遊びが減っていると言われる子供達ですが、この時期に身に着けた能力は大人になっても役立つことが多く、大切な時期です。

親も一緒に外へ連れ出して遊んだり、体を動かしたりして、良い過ごし方をさせてあげたいですね。

2018年05月01日