梅雨入り前
曇り空や蒸し暑い気候に梅雨入りが近いことを感じます。
梅雨の時期は、東洋医学では、「湿邪」の影響を受けやすいと言われます。
じめじめした季節なので、体に「湿」が入りやすく、湿邪にやられると、身体のだるさや鈍い痛み、水分の停滞によるむくみ、胃の不調といった症状が現れます。そして、湿邪は停滞する性質があり、湿による症状も治りにくく、長引くことも多いです。
また、胃腸などの消化器が弱っても、体内に湿気が溜まります。
消化器が弱っても、倦怠感や疲労感が強くなります。また、食欲不振、下痢や軟便にもなりやすくなります。顔色も黄色くツヤがなくなります。
まとめると、梅雨の時期に気をつけたい症状は・・
・体の重だるさ、倦怠感、疲労感
・関節の痛み
・むくみ
・鈍い痛み
・皮膚トラブル
・尿のトラブル
・食欲不振
・軟便、下痢
そんな梅雨の時期、湿邪を溜めず、少しずつ取り除くことで湿邪の影響を予防し、症状を抑えることできます。
湿を取り除いたり、胃腸をいたわるおすすめ食材の例をあげておきますので、参考にして、梅雨の時期を元気にお過ごしください。
湿を取り除く食材:はとむぎ、小豆、トウモロコシ、たまねぎ、しそ、冬瓜、豆苗、梅干、きゅうり、緑茶、コーヒー など
胃腸を温める食材:山椒、生姜、ニンニク、キムチ など
胃腸を元気にする食材:山芋、いんげん、大豆、キャベツ など