夜泣き(1)まずは生活環境から

 赤ちゃんや子供の夜泣きは親にとって本当に辛いものです。


 当院にも夜泣きが主訴で来院くださる親子が結構いますので、今回から夜泣きについて何度か書いていきたいと思います。


 生まれたばかりの赤ちゃんには体内時計がまだできていません。

うまくいけば、生後6ケ月には安定した睡眠リズムが作られると言われます。

 

 そのためにも、まずは「朝と昼は明るくにぎやかに。夜は暗く静かに」できる生活環境を作ることが大切であることが「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド(かんき出版)」にも書かれています。


 まずは思い当たるところがないか、チェックしてみてください。


○朝は7時頃まで起こしているか?
○夜9時以降に寝かせていないか?
○夜は豆電球なども消しているか?
○睡眠中、周囲の蛍光灯などもなるべく消しているか?
○夜遅くに入浴してないか?
○外出が少なく日当たりの悪い部屋で1日中過ごしていないか?
○夜寝る直前までテレビを見ていないか?
○携帯を触りながら寝かしつけをしていないか?
○夜中に赤ちゃんが起きたとき、テレビを見たり、電気をつけて遊んでいないか?

 

 1つでも当てはまるところがあれば、まずは生活改善をして、赤ちゃんやお子さんの体内時計を働かせる生活に変えてみてください。


 次回は、「寝言泣き」や「食べもの」について書きたいと思います。

2019年02月22日