ついでに治る

 小児鍼を施術していると、他の症状も一緒に改善してしまうことが結構あります。


 最近では、夜尿症の治療をしていると、キーキーしてしまうことが少なくなり、穏やかに過ごせるようになっている小学生や、
夜泣きの治療をしていると、便秘も改善し、心配していた斜視も良くなってきた幼児など。


 斜視のお子さんは、よく眠るようになったこともありますが、きっとそれ以上に、肩や首のかたさがとれて、
しっかり血流が頭や目に届くようになったことも大きいと思います。


 多くの体の問題は、体表に現れてくることが多く、ある部分に血流を妨げる滞りができていることが多いです。


 鍼灸治療で滞りを取り除き、気や血の流れをよくすると改善することはとても多いです。


 特に子供の場合は、症状の根が浅く、子供の生命力は旺盛なので、短時間で軽い刺激の小児鍼でも改善することが多いのだと思います。

2019年04月11日