ヘバーデン結節と灸治療

ヘバーデン結節は、指の一番先の関節が腫れたり、こぶのように膨らんだり、曲がったりする関節炎で、痛みを伴うことも多いです。

 

指の変形により、指全体を思うように使いにくくなります。

 

40歳以上の女性に多く、原因不明とされています。


現代医学的には、変形した関節は元には戻らないとされていて、痛みがあるときに動かすと腫れも痛みも増すため、できるだけ指先を使わず、

テーピングなどで指先の関節を固定し、動きを制限したり、痛みが強い場合は、湿布や痛み止めを使用し、

それでも痛みが続く場合は関節内へ副腎皮質ホルモン剤を注射することもあるようです。

 

ですが、実際、指先を固定して動かさないようにするのは難しいですよね。

毎日家事などで不自由すると思います。

 

このヘバーデン結節、鍼灸治療でかなり改善します。

特にお灸がよく効きます。

 

軽いものなら、1回~数回でずいぶん元に戻ります。

透熱灸といって、小さなもぐさを直接患部にのせるお灸は、一瞬チクッと熱いですが、特によく効きます。

それにプラスして自宅でもできるせんねん灸などでケアしたり、指先のマッサージを併用すればひどくなるのを予防するだけでなく、

症状の改善も可能なので、諦めずにご相談いただきたいと思います。

特に軽いうちなら早く治ります。

 

 

2019年06月10日