夜尿症~まずは生活改善から~

 もうすぐ夏休み。泊まり行事を今年控えていて、夜尿症でお悩みのお子さんや保護者の方には、是非夏休みからの対策をお願いしたいです。

 

 小学5~6年生になると泊まり行事もあり、おねしょがまだあるお子さんや保護者の方の心配や悩みは深刻だと思います。

ですが、実は夜尿症で悩む子供は多く、10歳でも約5%。小学5~6年生でも、クラスに1人~2人は同じように悩む子供がいる計算です。

 

 小児はりで夜尿症の施術をすることも多いですが、夜尿症の治療にかかる日数はその子によりますが、ある程度かかるとみて、

今年泊まり行事のあるお子さんは、夏休みから治療に来ていただきたいです。

修学旅行の1~2ケ月前からでも対応させてもらいますし、ずいぶん改善してその日を迎えられる可能性は高いですが、

やはり少し心配な状態で祈るような気持ちで送り出さなくてはならない場合が多いです。

 特に最初は週2回の施術がおすすめなので、時間のある夏休みからはじめてもらうのが良いと思います。

 

 まだ泊まり行事は来年以降のお子さんは、まずは生活改善からはじめてみてはどうでしょうか?

以下のようなことにまずは気をつけてみてください。

 

(1)夜更かしせずに規則正しい生活をする

    朝早起きするだけで改善する場合もあります。質のいい睡眠は夜尿症対策としてとても大切です。

(2)夕食後以降の水分を控える

(3)塩分や糖分を控える

(4)寝る前は体を温め、寝ている場合に冷えないようにする(冬場に夜尿が悪化する場合)

(5)寝る前にはトイレに行く

 

 夜尿症の小児はり施術、睡眠の質と夜尿症などについては、また次回書きたいと思います。

2019年07月09日