夜泣き対策(2)寝かしつけと寝言泣き
前回、夜泣き対策として、まずは生活環境の改善ができないか、について書きました。
今回は、寝かしつけと寝言泣きについて書きたいと思います。
赤ちゃんはスヤスヤとぐっすり眠っているように見えて、実は眠りが浅いのです。
だから1時間以内に目を覚ましやすいのは赤ちゃんにとって自然なこと。
そうして目覚めるたびに、赤ちゃんはいつもしてもらっている寝かしつけで寝させてもらいたくて、それを求めるので、
寝かしつけの方法が大変だとお母さんにストレスがかかって、育児がしんどくなってしまいます。
だから、最初の寝かしつけから、立って抱っこするなどしんどい寝かしつけはやめておき、
添い寝で背中をトントンしたり、手を置いてあげたりするなど、
赤ちゃんは安心できて、お母さんは楽な方法を選んだほうが良さそうです。
(詳しく知りたい方は「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」かんき出版をご参照ください)
もう一つ、知っておいたほうがいいのが「寝言泣き」。
眠りが浅いとき、大人も寝がえりをうったり、寝言を言ったりします。
赤ちゃんの眠りは浅いので、大人よりも頻繁に寝言を言ったり、寝がえりをうったりするのですが、
赤ちゃんはしゃべれないので、この寝言は泣き声になります。
寝言を言っているときには何かをして欲しいわけではなく、オムツをチェックしたり抱っこしたりすることは無理やり起こすことに
なってしまいます。
だから赤ちゃんが40分~60分毎にグズグズ言っても、しばらく様子を見てみてください。
前回の生活環境も問題なく、寝言泣きでもなさそうで・・となると、
次回は食べ物の話と、脳神経と小児鍼でできることを書きたいと思います。